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発行人の日記

インターネットを発明したのは誰か?

2014年02月

ここ10年ほどで、日本人の「働き方」はずい分変わったと思います。大きな、有名な会社で働くばかりが人生じゃないよとか、都心は便利だけど田舎の一軒家でも仕事はできるよとか。現実、メンバーを集めてたらハワイとかマレーシアとかにいる人と自然とチームを組んでいたりする。仕事は従来型の御用聞き営業じゃなく、ネットワークの彼方へ声をかけると、山彦のように返事が戻ってきたりする(これらの現象はたぶんに業種や仕事の種類によるのだけれど)。
そういう発端でも、漠然とした信頼関係は築けるものなのですが、しかも意外と長く付き合いが続いたりする。一度も顔合わせたことがないのに、5年、10年と仕事を出してくれるお客さんには、ひと事ながら、これでいいの?と思ったりもしますけれど。
それでなぜこういう仕事のやり方が可能になったかというと、いうまでもなくインターネットの出現ですね。この通信技術のせいで職を失ったものもいるが、差し引きすると、新しい職が増えたほうが多いのではないかしら。いつだったか短いコラムを書くのでインターネット関係の資料を調べたことがあります。インターネットは地球規模で世の中を変えたというのはまぎれもなく事実。そのインパクトはノーベル賞級であるのは間違いない。そこで一体どういう経緯でインターネットが出現したのかと探してみたわけです。すると関係する人物は誰彼と登場するものの、どれも決定的な人物ではない。そりゃそうでしょう。特定の人物が発明したのであればとっくにノーベル物理学賞(?)にノミネートされるにきまっています。どうもいくつかの専門機関、研究所の合作というか、むしろ数十年にわたる技術蓄積の結果少しずつ形になってきたようなのですね。まさしく人類の共有財産というべき歴史があったようなのです。
発明どころか、使いこなすだけでも四苦八苦の凡人の身としては、本当にありがたい発明であるのは間違いありません。毎日、感謝の祈りを奉げたいくらいの気持ちです。

  

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