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発行人の日記

カレーとラララと、ミュージカル映画も捨てたもんじゃない

2018年08月

昨夜は都内の仕事帰り、まだ早いので小田急線・町田で途中下車して日本一美味いとダンチュウでお墨付きの「アサノ」のカレーを久しぶりに食ったあと、さらに海老名でも途中下車して最終の1回前の映画を観てきた。娘たちからさんざ薦められていた『ラ・ラ・ランド』。例の事件の余韻覚めやらずで気になったが、思い切って入った。

ミュージカル映画にはあんまり興味がない。突然歌いだし、踊りだし、ついには群衆まで巻き込んで一体感をスクリーンいっぱいに広げる。日本映画も一時ミュージカルをつくった時期があり、題名は忘れたが、公園で型通りカップルが踊った後、ベンチに座りこんだ男優が「疲れたね。。。」とか言ったから一瞬のけぞった記憶がある。そりゃ疲れたのは分かるが、それがセリフになるのか?たしか脚本も監督も増村安造だったぞ。

この映画を観る気になったもう一つの理由は監督が『セッション』で不滅の名作を仕上げたデミアンチャゼルだったからで、もうあの映画はアカデミー賞を超えている。その監督がつくったなら間違いない。

冒頭、『セッション」で狂気の音楽教授を演じたJ.K.シモンズがチョイ役のレストラン店主で出てるので笑った。もう一つ中盤、テレビドラマ『24時間』でCIAの女性スタッフ役をやったなにやらいう個性的な女優がオーディションの審査員役で、これもチョイ役で出てるので笑った。いや、これは笑うこともないか。どちらも友情出演ぽい。

それで肝心の映画だが、
す、すば、素晴らしい!
何度言っても言い足りない、エンディングが流れる間、もっと観たいぞとよほど拍手をしたかったが、ヘンなじいさんと思われたくないので、世間体をはばかってとどまった。

この作品は自分のような老いた身にも、人生と夢にどう取り組むべきかを問うてくる。観ている間、思わず何度も来し方を振り返っている自分に気付く。だから若い人にはなおのこと、早く観に行ってほしい。ダンスも、挿入曲も、申し分なく、さらにさらに、とても意義深い時間に浸れた2時間余でありました。CDアルバムを買おうかな。

2017年3月1日

  

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